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文章基本信息

  • 标题:日米混血児の胸囲と坐高の長期観察
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  • 作者:芦沢 玖美 ; 江藤 盛治 ; 佐藤 方彦
  • 期刊名称:Anthropological Science
  • 印刷版ISSN:0918-7960
  • 电子版ISSN:1348-8570
  • 出版年度:1968
  • 卷号:76
  • 期号:3
  • 页码:95-104
  • 出版社:The Anthropological Society of Nippon
  • 摘要:神奈川県大磯町エリザベス•サンダース•ホームに収容されているアメリカ(白•黒)人を父とし,日本人を母とする混血児についての個人追跡的研究のうち,生体計測部門の第2報である。調査を行った混血児は相当数に上るが,本報告での分析は6才から15才まで継続観察できた男36名,女21名に限った。これは身長•体重を扱った第1報と完全に同一の被検者である。混血児のうち,父がアメリカ白人である者(以下J-Wと略す)と,父がアメリカ黒人である者(以下J-Nと略す)とを区別して扱った。アメリカ白人あるいは黒人についての,適当な比較資料が入手できなかったので,日本人との比較にとどめざるを得なかった。日本人の資料は,毎年文部省から出されている学校保健統計報告書から,1947年生れの者の値を抜き出して用いた。それ故,一般の横断的方法で得たものと異なり,この日本人のデータには時代差は含まれていない。(1) 胸囲の絶対値:J-WとJ-Nとの間には男女とも全く差がなかった。日本人との差は,男では14才以後,女ではJ-wは7才以後,J-Nは9才以後,有意に混血児のほうが大きくなる傾向を示している。女の場合は混血児のほうが乳房の発達が良いことも影響しているかもしれない。(2) 胸囲の年間増加量:身長•体重の場合と全く同じ関係を示した。すなわち,最大増加年令は男で約1年混血児がおくれるが女では日本人とほゞ一致すること,最大増加量は混血児が日本人よりはるかに大きいことである。(3) 坐高の絶対値:男では12才以後J-NとJ-Wとの間に有意の差が現われ,前者が小さい。日本人との差は統計上散発的にみられるのみで,傾向がよくわからない。女では6才から15才まで,3グループの間に全く差がみられなかった。(4) 坐高の年間増加量:最大増加年令は,男ではJ-Wが約1年ほど日本人よりおくれており,女では反対にJ-Nが約1年ほど日本人より早くなっている。最大増加量は,身長•体重•胸囲の場合と異なって,混血児も日本人と大差を示さない。この不一致は,前3者が個体の全体としての大きさを表わすのに対して,坐高は部分の大きさを示す数値であるという理由にも関係するかもしれない。(5) 比胸囲:男では6才から15才まで3者の間に差がない。女では思春期前にはJ-W>日本人>J-Nの順であるが,思春期ごろからJ-Nが著しくスパートして,14才ではJ-W=J-N»日本人という関係になる(6) 比坐高:男では,6~15才を通じてJ-Wと日本人とは差がないが,J-Nは著しく低値を示す。J-WとJ-Nとの差は各年令とも有意である。これは親(アメリカ白•黒人)の体型の反映と思われる。女ではJ-Wがややちがった傾向を示しているが,3者間の差は小さく,J-WとJ-Nとの差はすべて有意でない。日本人との差も恐らく有意ではなかろうと思われる。
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