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  • 标题:日米混血児の身長と体重の長期観察
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  • 作者:江藤 盛治 ; 遠藤 万里 ; 保志 宏
  • 期刊名称:Anthropological Science
  • 印刷版ISSN:0918-7960
  • 电子版ISSN:1348-8570
  • 出版年度:1965
  • 卷号:73
  • 期号:2
  • 页码:54-63
  • 出版社:The Anthropological Society of Nippon
  • 摘要:神奈川県大磯町エリザベスサンダースホーム及び神奈川県大和市ボーイズ•タウンに収容されている,アメリカ(白•黒)人を父とし,日本人を母とする混血児の諸形質の発育に伴う変化を追究すべく,1952年以来毎年2回個人追跡的に継続調査を行なっている。本報告はそのうち身長と体重の平均値からみた発育状態を父及び母の集団と比較しながら検討したものである。調査の対象となった日米混血児の数は,男78名,女34名に達しているが,幼若児や中途退所者などを除き,6才から15才まで継続観察できた男36名,女21名について分析を行った。(1)父が白人である者と,黒人である者とにわけて,身長•体重の発育状態を比較したが,平均値の間には有意の差がなかった(Table1)。(2)アメリカ白人(REED and STUART, 1959),サンフランシスコ在住日本人二世(GREULICH,1957),及び文部省学校衛生統計による日本人(東京都の時代差修正したもの)と比較した(Fig.1,Table2)。6才のときは,混血児は日本人とほぼ一致しているが,15才になるまでに白人との中間にくるか,または白人と一致する。このことは幼年期の発育は生育環境に大きく影響されるが,思春期を経過する間に,次第に遺伝的要因が強く現われてくるものと考えられる。(3)各年令における年間増加量を,それぞれの群の平均値から算出した(Fig.2,Table2)。混血男児では,最大増加の起る年令が白人•日本人よりもややおくれているようであるが,混血女児ではほぼ一致している。しかし,そのときの年間増加量は男女とも混血児が白人•日本人よりも著しく大きい。これらのことは混血児であるがたあの特有の現象とみなし得るかどうかについて論じた。
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