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  • 标题:ターナー氏症候群の身体計測
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  • 作者:佐倉 朔 ; 遠藤 万里 ; 芦沢 玖美
  • 期刊名称:Anthropological Science
  • 印刷版ISSN:0918-7960
  • 电子版ISSN:1348-8570
  • 出版年度:1964
  • 卷号:72
  • 期号:3
  • 页码:107-128
  • 出版社:The Anthropological Society of Nippon
  • 摘要:本症候群は1938年に H.H.TURNER により7人の女性に出現した幼若症、先天性翼状頸、及び外反肘を三徴候とする症候群として初めて記載された。その主な臨床的特徴は性染色体構成の異常一その多くはXO 型又は XO/XX のモザイク型一に伴う短身、生殖腺形成不全、性的発育不全、高尿中ゴナドトロピン量、及び各種の先天性異常(翼状頸、脊柱側弯、楯状胸郭等)等である。又屡々、大動脈狭窄、原因不明の高血圧、知能低下、眼筋異常等の症状も随伴する(WILKINS,'57)。本症候群の人類学的研究は殆んど知られていない。僅かに TANNER ら('59)の骨成熟を論じた報告を見るに過ぎない。筆者らは1958-63年間に東京大学附属病院に於て診断された6例に就いて人類学的検査をする機会を得たので、その結果を報告する。1)詳細な身体計測の結果は表1に挙げられている。2)本症の形態学的特徴を明らかにする為に、成人男性、成人女性、各患者の身長に相当する年齢の男児及び女児との比較が、標準化された偏差を用いて行われた(図1-4,表2)。本患者は一様に背が低く高、長径の身長との比は概して成人男性のそれに近く、幅、周径は比例的にいづれの比較対照よりも大きく、又頭部計測値は成人女性に近い値を示し、身体の均衡が独特な型を有する事が示された。3)本症の形態学的特徴の変異性が、標準化された偏差の不偏分散を用いて検討された(表3)。いつれの比較の場合にも、対照の有する変異よりも、小さい変異を有する測度が多く-統計的に有意でない事が多い一本患者の形態学的相互類似性の強い事が示された。4)形態学的類似性を成人男性、成人女性、男児又は女児のいつれに求め得るかを示す為に PENROSE の shape distance が用いられた(表4)。本患者は全体として成人女性に最も近く、そして成人男性に最も遠い位置にある事が示された。しかし興味ある事実は、体部比例値7項目に基づく shape distanceが成人男性で最も小さな値を、女児に最も大きな値を示した事である。この点で幼若性は排除される。又この事は性差を最も良く表す測度の一つと考えられる腰幅と肩幅の比が成人男性のそれと殆んど同じ値を示すという事と矛盾しない。5)本患者が比例的に肩幅が広く、腰幅が狭く、下肢がやゝ短いという事は Klinefelter 症候群患者の狭い肩、広い腰、長い下肢と著しい対照をなし、これら測度の成長機構と X 染色体の異常との間の密接な関連を想像させる。6)LYON('61)の仮説に基づく GARTLER ら('63)の本症候群の成因に対する新しい解釈が考察された。
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