文章基本信息
- 标题:中手骨・指節骨の相対成長のグラフ理論による解析
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- 作者:高井 省三 ; 寺田 春水
- 期刊名称:Anthropological Science
- 印刷版ISSN:0918-7960
- 电子版ISSN:1348-8570
- 出版年度:1974
- 卷号:82
- 期号:3
- 页码:167-172
- 出版社:The Anthropological Society of Nippon
- 摘要:中手骨・指節骨長径のアロメトリーシステムを, 4~13才の日本人男児47名, 女児42名の右手の規格X線写真の計測値を用い, グラフ理論の立場から解析を行なった.19×19の単アロメトリー式の相対成長係数 (α) は5%水準ですべて有意と認められた.さらに等成長 (α=1.0) の検定を行ない, i骨がj骨に対し等成長の関係にあるときはi-j要素が1, 優・劣成長の関係にある要素は0とおいた, group matrixの一種であるisometry matrixをつくり, これに基づいて等成長集団 (isometric clique) の抽出を試みた.この集団は互いに同ペースで発育する骨から構成されるものである.第5指の中節骨はこの集団に属さず, 他の骨に対して劣成長の関係にあることが示された.等成長集団の大きさは女児が男児に比べて大きく, これから女児の手骨長育のパターンが, より等質的で一般化の傾向をもつことが示される.等成長集団の構成要素骨にはrowやrayの配列関係はみられず, むしろ近隣の骨同志が集まっている傾向がみられた.