CSTの応用的研究の1つとして,約20年のへだたりをもつ2つの時代の中・高校生のテスト結果とくにその反応色彩の出方を比較し,それを通して彼らのものの見方,感じ方の変貌状況を探ってみた。その結果,現代の中・高校生には明るくカラフルな色が有意に多く選ばれることを知った。この事実の心理学的意味を解明するのが今後の課題である。